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【新聞掲載】琉球新報10月7日付紙面に真喜屋力さんの記事が載っています

琉球新報の10月7日(火)の紙面に、キフォー・ワークショップ・ディレクターの真喜屋力さんの記事が載っています。キフォーにかける熱い情熱の伝わる記事です。これからリレー形式で何人かの大人スタッフとこどもスタッフが毎週記事を書いていきます。琉球新報の火曜日の紙面にご期待下さい!

『こども沖縄国際映画祭in沖縄』。略してKIFFO(キフォー)が11月に開催される。この映画祭がユニークなのは、子供スタッフが運営を担っていることだ。なんと百人の子供が登録し、7月からスタッフ養成のワークショップに参加している。

思うに現代の子供たちは観たい映画や好きなジャンルの作品を、レンタルショップで好きなだけ観れる恵まれた時代に生きている。でも実は毎日のようにテレビで何かの映画が放映されていた僕らの子供時代のほうが、思いがけずに知らない世界の映画と出会う、偶然に満ちた豊かな時代だったんじゃないだろうか。だから映画祭という場で知らない世界の映画に出会う意味を感じるし、スタッフとして子供自身が、社会と繋がるきっかけを生み出すことに大きな意味を感じている。

そんな僕らが、最初のワークショップで実行したのは、映写機を使ってフランスのクラシカルな短編映画をフィルム上映することだった。カタカタと音をたてる映写機が映すシンプルな物語に加え、傷だらけなうえに酸っぱい臭いを発する古いフィルムの感触。僕らが子供時代に感じた映画体験を、現代っ子と共有する。それは大人にもワクワクする体験だった。嬉しいことに、映画の内容も含めて、現代の子供たちは楽しんでくれた。中には興奮気味に感想を伝えてくれる子もいて、僕ら大人が感動させられた。

その後、子供たちはアニメ映画の製作を経て、現在は司会や上映技術、受付など、それぞれの責任を担って、映画祭で観客に感動を伝える準備を着々と進めている。近づいてくる映画祭の当日に、なにか大きな可能性を感じ、大人も子供もワクワクしている。

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