こんにちわ!KIFFO映画祭ディレクターの宮平です。
今年は「小さな映画祭」を毎月開催してますが、目玉イベントとして日本初公開の海外作品の上映も控えています。
そしてその日本語吹き替えを(公財)沖縄県文化振興会さんの支援により、沖縄の人材を活用して行っています。12月14日にスタジオでの収録がせまっているなか、せっかくなので、①吹き替えオーディションの様子②台本読み合わせの様子③本番収録の様子 をいくつかにわけて解説していこうと思います!
まず作品が決定すると、現地の権利者とやりとりして、英語台本をいただき、翻訳者の方に渡します。そこからキャラクターの割り出しを行い、吹き替え声優さんを一定数募集します。
一次審査は、台本にそって自分の声を収録してもらいデータ送ってもらうのですが今年は、なんと過去最高の130名からの応募がありました。
東京などでは声優のオーディションは「収録するスタジオで技術者も交えて行う」場合も多いらしいのですが、財布と相談しつつ、毎年ククルビジョンの事務所でアットホームに開催しています。
審査するのは宮平、事務局長神谷が中心ですが、プロの視点として、ベテラン声優さんの矢島晶子さんに沢山アドバイスいただきました。
また、別室での応募者の受付を、高校生ボランティアの赤嶺くん、第2回KIFFOの事務局長だった名護さんが担って下さいました。ありがとうございます!
オーディションをしながら、気づいたことをメモったり、目安にする5段階評価のシートも用意します。カメラで録画しておくのは、5段階評価シートはあくまで目安で、選出の議論をするときは、動画で確認するのがほとんどです。
声優さんには一度リハをしてもらい、オーディション本番に挑んでもらうので、とてもリラックスした雰囲気です。
この、吹き替え作品の上映もあるKIFFOのスペシャルイベントが2020年2月8日@琉球新報ホールに決定しました。(1月17日(土)平日夕方→2月8日(土)お昼)ととなりました。詳しいお知らせは近日中に行いますので今しばらくお待ち下さい。
目玉イベントで上映する映画は、KIFFOで初めてとなる、イランの「自転車」という映画を選びました。映画については別の回で詳しくお伝えしますね。
現在、イランの情勢が不安定ということを私は担当者とのやりとりで知りました。「政府によるインターネット遮断があったからメールがだせなかった」と聞いたとき・・・イランという国をとても身近に感じ、映画に登場していたこどもたちや大人たち、そして担当者さんの安全を願わずにいられませんでした。
映画祭ディレクター宮平
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