第5回こども国際映画祭in沖縄<KIFFO>2018.11/16-18@パレット市民劇場

大人ボランティアスタッフの心得

こども国際映画祭in沖縄<KIFFO(キフォー)>は、今年5回目を迎えるこども映画祭です。

こどもの視点で描かれた映画を上映するだけでなく、こどもが主体的にスタッフとして映画祭を運営することで、映画を通じて、いろんなことにチャレンジできる土台と作りたいと考えています。

2015年の第2回目から「こどもの自主性の育て方について学ぶべきは大人の方かもしれない!」と考え、大人ワークショップを開催しています。

今年は、5月13日に、思春期相談士の徳永桂子先生さんにお願いして、「こども支援者として境界線を学ぶ」という2時間の研修を開催しました。以下は、そこで学んだことをまとめたものです。

こども支援者として意識すること

(1) 人間関係の距離

初対面の場合、安全に感じるのは一般的に「腕1本分」以上の距離。

体の大きな大人が近づき過ぎてしまうことが多い。

握手は、腕一本分の距離を保つため、自分を保護する意味もある。

(例えば……)

教師が「ならんで〜」というときに、

肩をつかみ子供を触って指導する場合がある。

しかし「本人の許可をなく触ることが」

こどもに「これは我慢しなければいけない事」と言うメッセージとなってしまう。

そもそも体に触る必要はあるのか?を考え、

大人がモデルとなって立ってもらいたい位置に立ち、「ここにならんで」と示せば良い。

「こどもの意見をきかず、勝手に触ってもいいもの」というメッセージを送らないように

いろんな境界線があることを意識化することがまず一歩。

日本は気候と風土上、境界線が曖昧になりやすい。

もちろん文化の違いであり、善悪で批判することではないが、曖昧な文化や慣習のせいで知らないうちに犯罪行為を許容せざるをえない状況につながってしまったり、逆に犯罪担ってしまう場合もあるが気をつけたい。

(2) 様々な感情を表現で伝える・感情のケア

日本の教育では、仲良し・みんな一緒と言う言葉がもてはやされる。

「私」が大事なのは当たり前になりすぎていて 教師も「文章化しない」「伝えない」ため、

こどもが「自分の感情を大事にしない」ことがよく起きる。

なので、感情を表すボキャブラリーを習ってないことが多い。「すごい、やばい」ばかり。

ボキャブラリーが貧困だと・・・暴力で表現するときもある。

たくさんの感情表現を知ることが、まずは伝えることにつながる第一歩。

「いや」と言うためには侵害されたことを感じる力が必要

感情に着目し感じる力を育てていく事は自分を守ることにつながる。

こどもの支援をするときに着目するべき点

事例1)A君が、B夫君から陰口をいわれた。そのことで口論になり、家に帰ってくるなり「B夫とは絶好や!」といってきた。あなたならどうする?

 

  • 自分の問題は自分で対処できる (大人がこどもの人間関係に口を挟まない)
  • 相手の問題にはI message(アイメッセージ)で伝える

アサーティブなコミュニケーション

「わたし」を主語にする伝え方で、気持ちや気持ちや希望を伝える

→でも選択・決定するのは相手だということを忘れないで

(例えば・・・過去に起こった例)

みんなの前で悪口を言われてカッとなり相手の子を叩いた。

叩いた子を静かで落ち着いた場所に移動させて、

どんな気持ちだったの?と聞くと

「バカって言われて嫌だった。腹が立った。」という言葉が出てきた時に

「そうだよねぇ。それは嫌だったよね。」と気持ちに共感した。

「あなたが誰かを叩いて傷つけたら、私はとても悲しくなったよ。」と伝えると

その後、叩いた事は自分が悪いと受け入れ、相手に謝って仲直りできた。

ポイント①

見ていた周りの子供たちにも対処しないといけない。

そうすることで安全な場所に戻ったと言う認識ができる。

問題の対処だけでなく感情への対処も大切。

こども同士のケンカは当事者同士だけではなく周りの感情もケアする。

 

ポイント②

「もう絶交したい」とこどもがいった時、大人が「仲良くしないといけない」など、止めるケースが多い。

しかし「絶交してもいい」と認識すること。

こどもの人間関係はこどもが決めていい。

 

ポイント③

一般的に怒りのコミュニケーションをするときは

話す側)自分の気持ちや考え・行動を明確につたえる

(相手を批判したり、相手に要求するのではなく)

聞く側)相手の怒り・批判は相手の意見であり、受け取るも受け取らないも自分の

選択である。

相手の意見が自分に役立つものなのか・自分を豊かにするものなのかをよ

く考え、受け取るか否かを選択する。

 

 

(3) 意味のない会話

意味のない会話をすることは、

その存在そのものを認めることである

大人は会話に意味を求めがちだが

プライバシーに関わることを聞かれたくないこどももいる

 

(例えば……)

天気の話などは主観的な内容となり、感覚はバックグラウンドにより人それぞれ。

しかし、今見えているものの客観的事実を話し続けること、例えば室内に見える景色など

「この黒板は縦◯メートルで横が◇メートルくらいですね。この壁は白いけど傷がいくかありますね。椅子が何脚あってテーブルは何台ですね……等々」

会話の内容に意味がなくても、会話を続けることで相手の存在を認めていることを伝えられる。

こどもは聞いてくれる人を選んで話をする。

30回同じ話を聞くという心のケアをしてるんだと思って欲しい。

会話の中身に意味があるのではなく、会話をすることに意味がある。

 

映画はココロの栄養だ!
第5回こども国際映画祭in沖縄<KIFFO>
料金:1作品500円(前売)700円(当日)
場所:パレット市民劇場
日時:2018年11月16日(金)前夜祭
11月17(土)18(日) 映画祭本祭

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こども国際映画祭in沖縄<KIFFO>は、

小中高の多感な時期に映画を通じて世界を感じ、

「好きなもの」を通じて異年齢のこどもたちが世界を広げることを目的とした、

こどもが中心の映画祭です!

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