沖縄は清明祭(シーミー)の季節

お墓の清掃の様子

ククルビジョンは、沖縄の映像制作会社です。とはいっても代表宮平は沖縄ツウでもなんでもないですが、意味を知らずに当然のように参加していた沖縄の行事なども紹介していきたいと思います。

先日、家族で4月20日に沖縄の清明祭(シーミー)にいってきました。清明祭とは、わかりやすくいえば「お墓参り」ですが、沖縄では「祭」とつくようにピクニック的要素も含んでいます。

清明祭(せいめいさい)とは?

沖縄大百科辞典からの引用によると・・・

旧暦3月の<清明の節>におこなう祖先供養の行事。『*球陽』尚穆(しょうぼく)王17年(1768年)の項に、<2月12日、始めて毎年清明ノ節,上,玉陵(タマウドゥン)二謁シテ奉祭スルコトヲ定ム>(原漢文)とある。この年以降、年中行事の一つとしておこなわれるようになったと考えられる。首里士族を中心に普及、しだいに地方農村へも伝播していったが、士族層だけにとどまっている地域もみられた。一般的に沖縄本島北部や宮古・八重山ではごく一部におこなわれているだけで、しかも簡略化され、逆に正月十六日祭りの方が盛大である。

清明祭は神御清明(カミウシーミー)と清明祭に区別される。神御清明は清明の入日におこなうことが多いが、近ごろは入り日に近い休日におこなう傾向にある。

沖縄タイムス社 沖縄大百科辞典 (1983年4月30日初版)中 ケ〜ト P559 より引用

「つまり何のためのもの?どういうこと?」と言われるとやっぱりわからない気もしますので、清明祭(しーみー)についてのナウで詳しい情報はこちらより

清明祭にまつわる映画といえば…

清明祭にまつわる映画といえば、オムニバス映画「琉球カウボーイよろしくゴザイマス」の當間早志監督「See Me?」という短編がありますね。宮平が大学生のころ映画サークル突貫小僧に通っていた際に伺いましたが、當間監督の親戚の清明祭は100名以上で宴会というぐらい大変賑やかな清明祭だったそうです。(今は、きっと新型コロナの影響で自粛されていると思いますが・・・)

清明祭の思い出…亡き祖母の張り切る姿

清明祭の思い出といえば、やはり祖母の監督っぷりでしょうか。いつもはテレビ前でウトウトしているのが日課の祖母が、清明祭のときはディレクターズチェアに座って色々指揮し、かっこよかったのを覚えています。

宮平家はコロナ前も、ほぼ家族やいとこだけで集まって、ほそぼそとやっていました。(亡き父は宗家に顔を出したりしていたようですが残念ながら私は父からその話を伺うことはあまりありませんでした。)

昨年は、新型コロナのこともあり、長男の弟が代表して清掃など行ってくれたので、私自身も参加するのは1年ぶり。久しぶりの識名霊園は整備がすすみ、きれいになっていました。

今はもう、お供え物も手軽にスーパーで注文できる便利な時代になりましたが、母は久々の清明祭ということで張り切ってくれて手作りで美味しかったです。やはり手作りのほうが、好みを反映できるので、大量に持ち帰るお土産も楽しみになります。

昔はその場で、お供え物をいただいて歓談をして、、とやっていましたが、この日は、新型コロナのこともあるので、掃除で汗水たらしてホッと一息お茶を飲んで、簡素におわりました。それでも、やっぱり、ウチナーンチュとして責務を果たしたようでホッとします(笑)。

この時期、土日は渋滞して大変ですが、ちょうど家族全員自営業ですし(笑)平日にいって大正解。渋滞で困ることもなく行きも帰りもスムーズでした。(スムーズとはいっても今年は新しい入り口からいったので行きは結構迷いました。帰り際、思わずgoogleマップに保存してしまいました。

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