11月1日に、「絵本とアニメでよくわかる依存症」というイベントを開催します。

よくわかる依存症

くる11月1日に、「絵本とアニメでよくわかる依存症」というイベントを若狭公民館で行います。そのなかで、「てたカモプロジェクト」の第1話が公開されます。

てたカモプロジェクトのコンセプトは、こどもから大人までを対象に生きる力(ライフスキル)を育む動画。沖縄で家庭教育支援にたずさわる株式会社琉球のタネさんから昨年6月ごろにお声掛けがあり、アルコール依存症専門医である小松知己ドクターの監修・提供にて最初のテーマが決まりました。それは・・・「依存症(いぞんしょう)」!です。

ちょっとアンテナが飛び出したへんてこな、カモ「てたカモ」がナビゲーターをつとめますこの動画・・・まずは予告編をごらんください。

てたカモプロジェクト予告編!チャンネル登録よろしくお願いします!

もうおわかりの通り、この「てたカモ」は未来からきたロボットなのです。

そんじょそこらのすごいロボットではなく、ほとんどまったくといっていいほど便利な道具はださず「やばいカモ!」とか「やってたカモ?」と、いろんなことについてお話する・・「だけ」のロボットです(焦)

そう、動画でできることは限られています。

それでも、大事なのは、自分のもってる脳みそには、こういう仕組みがあるんだ、と知ること、気づくことで、毎日の「ちょっとしたこと」が変わる・・・たとえば「ダメだ〜自分!」じゃなくて「あ!これ脳の弱点!」っててたカモがいってた!」って思うようになるだけでも、いい、と思ってます。

依存症は知れば知るほど、現代社会が生んだ病気だな、と思います。戦後の経済発展・大量生産・核家族・IT革命・・・すべてが複雑に絡み合っています。

それだけに、依存症患者を「だらしない」「人間失格」と責めるのは医学的にも間違っているし、社会全体がまず依存症について理解しないといけない、そう思います。

今は、かわいいいお子さんも、長い人生、いろんなことがあります。(思えば私もカナダ時代、SNS依存だったカモ?)と思うぐらい、依存症になる罠はいたるところにあるんです。

雰囲気にのまれて、依存物質に手を出して、人生を狂わせた大人の人も沢山います。知らないと、大変なことになってる「カモ」しれないけれども、「あ、これやばかったカモ」「くりかえしてるカモ」と「カモ」が出てくるたびに「てたカモ」を思い出したら、あ!気づくきっかけになるカモ?と思います。(くどいですね)

なので、まず第一話目は、依存症って意外と身近にあることだと思ってもらうこと、偏見を正すこと、予防の意識を主に描き、動画をみてくれたこどもたち自身が「注意したりできること」も、目指しました。

ところで、てたカモが開発されたのは近未来。たくさんの依存症末期の患者さんを前に、「こうなる前に、多くの人に依存症について知らせなければやばいカモ!」と考えた医療関係者が立ち上がり、心ある科学者たちと結束して、力をあわせててたカモを開発しタイムマシーンにのせる、というイメージがありました。

このイメージは私が目にした「本当のこと」からきてます。こどもたちの現状を憂い日々研究を怠らない琉球のタネさんの思い、小松ドクターを始めとする依存症の専門医の皆さん、回復支援に携わる皆さん、当事者団体の皆さんが、業務が終わった後、とっても疲れてるだろうに、定期的に夜な夜な集まって議論を深めたり勉強会をしたり、課題解決のためのワークショプをやってる姿にインスパイアされました。

さて、実は過去にも、依存症の回復者のパレードで販売するリカバリーパレードのタオルなどのデザインなどを担当してました。

リカバリーパレード
リカバリーパレードで配布されたタオルのイラスト「つむちゃん」。
現在は沖縄ANDOGネットワークさんの公式ロゴにも起用されました。

最近では、こちらの本の表紙も担当させていただきました。

しかし今回は専門的なことを、こどもたちにも、保護者や先生にも訴えることのできる、わかりやすい動画にする、という突きつけられたハードルの高さに何度か挫けそうになりました。なんとか第1話ができて、ほっとしております。

イベントは、新型コロナのご時世に配慮して、Youtubeで同時配信されます。小松ドクターの依存症に関するQ&Aもあります。この日に上映する動画や絵本でふれていない、緊急性のある課題を質問する予定です。小松ドクターの依存症啓発にかける思いも伺える貴重な機会です。

沖縄県、(公財)沖縄県文化振興会の緊急支援に応募して広報活動・イベント開催が叶いました。ありがとうございます。

よくわかる依存症

イベントに関しては、詳しくは上記画像をクリックしてくださいね。多くの人にみてもらえるようぜひシェアをお願いします。

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